海の日の3連休は昨年のリベンジで船窪岳への縦走を企てる
しかしながら悪天候のためまたも敗退とゆう結果に終わる
--------------------
高速バスで前夜発
朝の5時前に扇沢に到着するもすでに雨が降っている
雨足が弱まったところを狙って出発するもまた本降り
大沢小屋で少し雨宿りさせてもらいます
雪渓にとりつく
雪渓に乗った風の冷たさに体温を奪われます
さらに強風で落石が引き起こされる
10Mくらい離れた斜面を石がすごいスピードで転がってゆく
あれはなかなか避けられませんな
そんなこんなで針ノ木小屋に到着して幕営
ザックもウエアもすべて濡れてしまい気持ちが萎えます
小屋の乾燥室がうらやましい
ほとんどテントから出ずに夜を迎える
---------------------
翌日もガスが立ち込めるすっとしない天気
強い雨が時々テントをたたきつける
テントのなかもすべてのものが湿っていてじっとりとしている
なんかもうやる気がまったく出てきません
朝ごはんを食べながらいろいろと考えてみる
また昨年のように延泊して明日の天気にかけてみようか
でもまた湿ったシュラフで眠らないといけないのか
小屋の人曰く午後から天気がさらに悪くなるとか
さらに明日もあまりよくないとか
もう考えるのもいやになってしまい下山を決意する
針ノ木岳に続く稜線がガスの切れ間に顔を出すたび迷いが生じる
なんとも後ろ髪を引かれる思いですが雪渓を下ります
撤退する時の気分はなんとも言い難い
自分を正当化するような言葉を並べてばかり
雪渓の下りは登りと同様に風雨に打たれ楽しいものではなかった
大沢小屋に到着してようやくほっとしました
コーヒーおいしかったなあ
窓辺のラジオからドビュッシーが流れていた
小屋番さんが少しだけどとおかわりのポットを出してくれた
どんなにひどい山行だってなにかひとつでもすてきなことがあれば報われる
そうゆうことなのかもしれないと思いながら2杯目のコーヒーをいただきました
薬師の湯に寄ってあずさで帰宅
先週に引き続きあまり歩いていません
--------------------
針ノ木雪渓の急斜面は登り甲斐があるので好きですが天気が悪いとしんどいです。船窪岳方面への縦走は昨年に続く計画でしたがまたも敗退。鎖場などもあるのでぜひ晴れた日に歩きたいです。七倉から信濃大町の駅までタクシーなのを考えると時期が限られてしまうルート。どうも海の日の3連休は天気が安定しなくていけません。
参考タイム
1日目:扇沢(1:10)大沢小屋(2:50)針ノ木小屋2日目:針ノ木小屋(1:30)大沢小屋(0:50)扇沢
0 件のコメント:
コメントを投稿