2018年9月24日月曜日

2018.9.23 谷川連峰 利根川水系湯檜曽川ゼニイレ沢

一ノ倉沢のちょうど反対側、湯檜曽川支流のゼニイレ沢へ

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3連休は恋ノ岐川の予定でしたが天気予報がいまいち
いったいいつになったら恋ノ岐川の遡行ができることやら・・・

天気がよいのは中日の日曜だけのようなので日帰り沢行に予定変更
トポは2013年7月号の岳人に記載されているものを参考にする

前夕発の土合駅でステーションビバーク
近頃めっきり朝晩が涼しくなってきたのでシュラフを持って行ったけどシュラフカバーでもよかったな
相変わらずの賑わいっぷり、連休だからか沢装備の人が多かったです
みなさん朝が早くて3時頃からガサガサやりはじめていました
またもやTOMYの安眠が妨害される、繊細なのね


5時起床で6時過ぎに出発
踏切近くの茂みにテントやシュラフをデポして土合橋の脇から林道へ































40分ほどで一ノ倉沢出合に到着
そこから湯檜曽川を対岸に渡ったガレ場がゼニイレ沢の出合
ちょうど2週間前、袈裟丸沢右俣を遡行した時に行ってみたいなあと思ったばかりのゼニイレ沢
谷川岳と一ノ倉岳の鞍部、通称ノゾキからお賽銭を投げると一ノ倉沢が急峻のあまり湯檜曽川を越えて対岸の沢に入ってしまうと言う
つまり銭入れ沢、それが名前の由来だそうです


はじめはガレガレでとうてい沢とは思えない

































だんだんとガレに隠れたナメ床が現れたりして






































ふり返ると一ノ倉沢がかっこいい






























30分ほどでガレ場は終わり、沢はナメ滝の沢となる









































二俣は左へ








































ひたすらナメ~

































だいぶ登ってきましたなあ
ナメやら小滝やらが続いて現在地はもうよくわからない














































二俣みたいな三俣でちょっと迷ってしまう
真ん中を進むとすぐにボサがかかるのでいったん戻って左へ
でも左はもっと狭くなってすぐに進めなくなるのでまた戻ってふたたび真ん中へ
三俣は右側の藪のなかに水流があるのを見逃さないことがポイント


奥壁は左を登る、クライミングぽくて楽しい






























ここを越えて適当に登ると藪漕ぎとなる
北東方面に進めば登山道に出るだろうと歩き続けていると白毛門の支尾根に乗ったもよう
眼下に登山道が見えたので方向的には間違っていないけどちょっと登り過ぎ?
そのまま尾根を登るより右にトラバースしたほうがよいだろうってことでトラバース
すると白毛門の山頂から少し下ったあたりにぽんと飛び出しました
藪漕ぎはそんなに濃くない灌木と笹のなかを15~20分ほどってところでしょうか


せっかくなので白毛門の山頂へ
































朝はきれいに見えた谷川岳や一ノ倉岳は残念ながら雲のなか
かわりにほんのりと紅葉がはじまった笠ケ岳や朝日岳の眺めがすばらしい
狭い山頂は日帰りハイカー、馬蹄形縦走のパーティ、白毛門沢を遡行してきたと思しき沢ヤさんたちで賑わう
TOMYが実家から送られてきたとゆうリンゴを切ってくれた、うまーい


喧騒をあとに下山、ジジ岩とババ岩は今日も仲よし









































右膝が心配だったのでゆっくり下ったけどそれでもけっこう早く下山できました
デポしておいた荷物を回収して土合駅に戻って沢靴などを洗う
2週間前の袈裟丸沢の時とまったく同じ電車で水上駅から乗り継いで上牧駅下車
時間配分もばっちりに上牧温泉 風和の湯で汗を流す

高崎駅で久しぶりの駅そば~
季節限定メニュー霜降り平茸のかき揚げそばは銀杏も入っていて美味!
湘南新宿ラインに揺られてうとうとしながら帰路につく

さて、3連休、明日はなにしよう

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ひたすらナメが続く楽しい沢。アプローチが短くて詰めの藪漕ぎもそこまで大変ではないのがうれしいところ。ナメはカチを拾いながら登ってゆけばそこまで難しくありません。日帰りの短い沢ではありますが、登攀的要素あり、景観よしとお得感があります。一ノ倉沢の眺めが壮大で、何度もふり返ってしまいました。


参考タイム 土合駅(0:45)ゼニイレ沢出合(2:50)奥壁(1:10)登山道(0:10)白毛門(1:50)土合駅
参考グレード 初級上 岳人2013年7月号
同行者 TOMY

2018年9月10日月曜日

2018.9.8-9 箱根 芦ノ湖西岸歩道ハイキング~箱根外輪山・金時山縦走敗退~

箱根は芦ノ湖畔でまさかの敗退&テントの雨漏り発生
どんな山でもなめてかかってはいけません

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例年のごとく9月前半に夏休みをとることに
しかし天気が安定しないうえに右膝のケガのこともあってなんとなく消極的
いつもは行かないちょっと遠くのクライミングジムに遠征してみたり
でもやっぱりテントを担いでどこか縦走したいなあ

それで思い出したのがフリーマガジンフィールドライフ春号に載っていた箱根外輪山一周の企画
ファストパッキングのトレイルランナーがテント泊で箱根の山や金時山を縦走するとゆうもの
どこかのクライミングジムでたまたま読んでおもしろそうだなって思っていたのです

トレイルランナーではありませんが1泊2日でじゅうぶん歩ける距離
天気予報はいまいちだけどまあ箱根だしなんとかなるでしょうってことで出発

早朝の小田急線に揺られて小田原駅下車
駅前からバスに乗って終点の箱根町港バス停まで約1時間
車道や石畳の道を歩いて道の駅箱根峠に移動します


国道を渡った道の駅の向かいに登山口があります






























ん?なんだって?































なんとこれから歩く予定の登山道が崩落のため通行止めになっているではないですか!
芦ノ湖キャンプ村に予約の電話をした時にルートを伝えたけど特になにも言われなかったなあ
しばらく地図とにらめっこして天気もよくないし芦ノ湖沿いを歩くルートに変更


ふたたび石畳の道へ







































やすらぎの森とやらを抜けて白浜ゲートから出発
芦ノ湖西岸歩道とゆう名前がついていました
































お昼頃から本降りとなる
砂浜の休憩ポイント真田浜もどんよりと楽しくない






























14時頃びしょ濡れで芦ノ湖キャンプ村に到着
それでもキャンプサイトはファミリーで賑わっていました

夕方キャンプ村の共同浴場へ、別料金で350円也
いたって普通のお風呂ですが雨に濡れたのでありがたかったです
今回はシュラフカバーしか持って来なかったのですが寒くはなかった、まあ箱根だし
雨降りとは言えキャンプ場だしフライシートは張らなくてよいかなあ

それにしても今年はテントの出動回数がものすごく少ない
奥秩父縦走、広島旅行、そしてこの箱根・・・

明日は晴れますように
19時半就寝

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4時起床
ものすごい雨と風・・・

すっかり萎えてしまって二度寝スパイラルに突入
そういえば夜中に雷も鳴っていたような

そんなこんなで7時頃ようやくちゃんと起きる
そしてテントのなかで水たまりを発見してしまう、ああ、耐風圧を超えてしまったのね

テント泊縦走をはじめたばかりの頃、五竜山荘のテント場で同じことがありました
ゴアテントなのにどうして?穴が開いた?と焦りましたがテントの生地の耐風圧を超えたことが原因でした
それ以来フライシートの重要性は理解していましたがキャンプ場だからとさぼってしまった
箱根と言えどキャンプ村と言えど山のなか、山なめんなーーー!!
などとぶつくさ言いながらテントから水を掻き出す芦ノ湖の朝でありました

さて、もう時間的に縦走は無理なのでどうしようかな
いちばん近いバス停は桃源台とゆうところですがひとりになりたい
てなわけで昨日歩いてきた道をまた戻ることに


湖尻水門の近くにて
昨日は笹っぱらだったのに雨で増水して笹が見えない













































だんだんと天気は回復して白浜ゲートが近くなる頃には青空も見えてきた
箱根町港に戻って海賊船乗り場のなかにある果物屋さんでなぜかシャインマスカットを購入、しかも長野産
バスで箱根湯本駅、登山鉄道で小田原駅と乗り継ぎ小田急線で帰路につく

いったいなにしに行ったんだか・・・
ま、いっか~

夏休み終わっちゃったなあ

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翌日は晴れ予報だったので芦ノ湖キャンプ村に延泊することも考えましたが、1泊2,000円と高かったので素直に帰りました。企画自体はおもしろいと思うので、登山道が復旧したらまたチャレンジするかもしれません。箱根を訪れるのは久しぶりですが、観光客が多くて驚きました。テント泊装備で歩いているとかなり浮いてしまうので平日がおすすめです。


参考タイム
1日目:箱根町港(0:30)道の駅箱根峠(1:40)真田浜(1:45)芦ノ湖キャンプ村
2日目:芦ノ湖キャンプ村(1:30)真田浜(1:30)箱根町港