2012年12月5日水曜日

2012.12.1-2 八ケ岳 赤岳

ずっとあこがれていた冬の赤岳
ついにその頂きに立つ
 
-------------------
 
立川駅でゆうさくさんと待ち合わせ
ほんとに来るのか?来ないのか?あ、来た・・・

スーパーあずさでびゅんびゅん系
茅野駅からバスを乗り継ぎ美濃戸口へ


はらはらと雪が舞うなか出発
 






































美濃戸山荘の手前でやんでほっとする







































てくてくてく・・・



































 
氷の道にうっすらと雪が積っていて滑りやすい
とりあえずアイゼンは装着せずに歩いてゆきます


赤岳鉱泉に到着
テントを張ったらゆうさくさんはがちゃがちゃとジョウゴ沢へ
 






































わたしはひとり地図を眺めたり温かいお茶を飲んだり
時間の流れまで凍てつくように遅々としています


夕暮れが近づく






























17時頃ゆうさくさんが下山
アイスの人たちが戻ってくるとテント村が賑わいます
妹ちゃんもどこかで張っているはずですが見あたりません

月に照らされるとあたりがきらきらと輝く
先週の合戦尾根より寒さがやわらかくかんじる

20時頃就寝
 
-------------------

4時起床
晴天を予感させる明け方

月あかりが照らす道筋をたどって出発
行者小屋を越えて文三郎尾根にとりつく


阿弥陀岳に月が懸かる






























 
雪をまとった南アルプス北部が美しい






























稜線直下の急登に備えてストックからピッケルに持ちかえる
久しぶりのピッケルワークがおぼつかない
岩が露わになっていたりつるつるに凍りついていたり・・・
悪いところもあるので慎重に足を運びます


稜線に出れば頂まであとわずか




















































































出発から2時間半、ついに赤岳の山頂に到着







































風はなく限りなく快晴
下山するのがもったいないくらい


































赤岳展望荘と地蔵尾根から山頂をめざす人たち







































ごきげん







































登り終えた赤岳はより輝いて見える



































































阿弥陀岳と横岳

































































地蔵尾根の鎖場と梯子を下ると雪に埋まった立木がぱらぱら見えはじめる
森林限界に到着してようやく緊張が緩みました

































































ヘリポートの雪原にて・・・コント?








































赤岳鉱泉に戻ってテント撤収






























ぽかぽかと暖かな小春日和
お茶を飲みながりのんびりパッキング
するとどこかで見たことある人が・・・ロン毛の兄さん!
まさかまさかの2週連続ばったりです

テント場で出会ったご夫婦も前週は燕岳に登ったとのこと
みんな同じところをぐるぐるまわっているんですね

帰りのバスから眺めた八ケ岳は雲のなか
晴天をついて登頂できたことはとても運がよいことなのだと思いました


どうしても赤岳の山頂に立ちたかったのです

ゆうさくさん、どうもありがとう

--------------------

わたしにとって冬の赤岳はひとつの目標であり、あこがれでもありました。鎖場などに注意してしっかりと登れば初心者でもじゅうぶんに歩けるルートです。今回はコンディションにも恵まれました。
帰りの美濃戸口で中央道笹子トンネルの事故について知りました。 亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


参考タイム
1日目:美濃戸口(1:00)美濃戸山荘(2:00)赤岳鉱泉
2日目:赤岳鉱泉(0:30)行者小屋(1:50)赤岳(1:50)赤岳鉱泉(1:20)美濃戸山荘(0:45)美濃戸口
同行者 ゆうさくさん

2012年11月26日月曜日

2012.11.24-25 北アルプス 燕岳

初冬の北アルプスは燕岳へ
ぴんと張った冷たい空気と青い空がどこまでも続く

--------------------

立川駅でゆうさくさんと待ち合わせ
ほんとに来るのか?来ないのか?あ、いた・・・

南小谷まで行くあずさに乗って穂高駅に向かう
この3連休で今年の運行を終える路線バスに乗って中房温泉へ
バスとゆうよりもただのワゴン車でしたが


9月の大キレット縦走ぶりに中房温泉にやって来ました
うっすらと雪化粧した樹林帯を登ってゆきます







































第二ベンチでは雪だるまのこどもがお出迎え








































































この日は合戦小屋で時間切れとなり小屋の脇で幕営






























小屋の営業はもう終わっていて誰もいません
スイカを食べる人たちで賑わっていたのは遠い日のこと
トイレは開放されていますが雪で扉が閉まりません

陽が沈むと気温がぐっと下がったような気がします
煌々と輝く月の光に星空はまばらで安曇野の夜景がゆらゆら揺れています

寒空のもと少しだけ白ワインを飲む、冷たい
それぞれのテントに戻って就寝

寒さのためか眠りが断続的
隣のテントは何する人ぞ

--------------------

4時半起床
まさかの寝坊で慌てる

月が稜線に隠れて夜空には満天の星
見とれていると枯れ枝の隙間からヘッドライトの光が近づいてきました
こんな時間にもう登ってくる人がいるとは・・・しかも何パーティーもやってきます
さすがは合戦尾根です


6時頃予定より遅れて出発
 























































明けの明星と富士山を背にゆっくりと歩きはじめる
雪はよくしまっていてアイゼンが気持ちよく刺さります
風はなく前後に人影もなくとても静かな夜明け前
吐く息が白く湯気のように立ち昇ります


大天井岳






























夜明けが近づく









































ようやく太陽が昇り世界が色づく

























































槍ケ岳と燕岳































燕山荘に到着





























































































めがね岩
燕岳をめざして奇岩が連なるなだらかな稜線を歩いてゆきます






























燕岳に到着

















































































































イルカ岩






























燕山荘に戻ってふり返る
ここから眺める燕岳がいちばん好きです







































しつこいようですが槍ケ岳
そしてはるかかなた鹿島槍ケ岳の猫耳がぴんと立つ
































そろそろ下ろうかとゆう時にどこかで見たことある人が目に留まる
あなたは五色ケ原のテント場で会ったロン毛の兄さん!


再会を祝して記念写真






























こうゆう出会いはほんとにうれしいです
きっとまたどこかで会えるでしょう

合戦小屋に戻ってテント撤収
燕山荘から下ってきた大勢の人たちが休憩していました
そのなかにきらりと光るすてきな人が・・・やっぱりキキちゃん!
なにかの撮影でしょうか?とてもかわいらしかったです


アイゼンをはずして転がるように下ってゆきます
下山はあっとゆう間でちょっぴり淋しい
 





























有明荘で温泉






























またワゴン車、もとい路線バスに揺られて穂高駅に戻ります
南小谷から来るあずさの自由席に運よく座れました
駅弁とプレミアムモルツと山の余韻


星空 白い稜線 赤い太陽
モルゲンロート 青空 イルカ岩

寒さすら楽しい初冬の燕岳

--------------------

北アルプスの雪山入門ルート。難しいところや危険なところは皆無です。天気に恵まれれば表銀座や裏銀座、後立山方面など360度の大展望が楽します。穂高駅から中房温泉行きのバスも11月後半まで走っているので、公共交通機関でもアプローチしやすいです。


参考タイム
1日目:中房温泉(3:00)合戦小屋
2日目:合戦小屋(1:10)燕山荘(0:30)燕岳(0:30)燕山荘(0:40)合戦小屋(1:20)中房温泉
同行者 ゆうさくさん