2012年5月20日日曜日

2012.5.19 奥秩父 乾徳山

天気のよい日を狙って晩春の乾徳山へ

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ちょうど3年前の同じ頃、石和温泉に前泊してめざした乾徳山
悪天候により月見岩で敗退してそれっきりになっていました

立川駅が始発の中央本線でゆうさくさんを探す
ほんとに来るのかなあ、あ、見つけた・・・

塩山駅で下車して駅前から西沢渓谷行のバスに乗り込む
満員御礼で増便されたのでのんびり後発で、乾徳山登山口バス停まで30分ほど


徳和川沿いを歩いて乾徳山登山口から出発





































新緑の登山道を歩いて国師ケ原へ
途中の銀水晶は水が少なくて錦水晶は水が豊富でした
銀水晶と錦水晶の間に駒止とゆうところがあって昔はここまで馬で来られたのでしょうか
ゆうさくさんがそうつぶやいていて言葉に敏感なそうゆうところが好きだと思う


国師ケ原からは山頂がよく見える






























富士山も見えます










































扇平を越えて鎖場へ

































正午ぴったりに乾徳山に到着



































山頂は狭いと聞いていたけど想像していたよりはずっと広い
天気もよく奥秩父のすばらしい展望を眺めながらのランチタイム
のんびりお湯を沸かして手づくりの生ハムサンドイッチを頬ばります
思っていたより早く歩けて心配していたCTもなんとかなりそう


下山するのがもったいないけど下ります































下りは下山道から、おもしろみのない樹林帯
国師ケ原の手前あたりの苔むしたかんじは奥秩父っぽくてよかったけど































国師ケ原から道満山がある道満尾根へ









































ほんのちょっとバスに間に合わず1本待つことに
バス停のベンチでお湯を沸かしてお茶を淹れてポテチを食べたりちっとも退屈じゃない
午後の陽射しが暑くてもうすぐ夏がやって来るんだなあと思う

バスで塩山駅に戻ってきて中央本線に揺られて高尾駅へ
中央線の工事のため高尾駅からは京王線で新宿駅に向かう
睡眠時間が少ないから眠いはずなのにずっとハイテンションで眠れない
西新宿にあるお気に入りの韓国料理屋さんコリアハウスで生ビール&サムギョプサル
五臓六腑に染みわたる世界一おいしい生ビールでした

足りないのは時間なのかそれとも想像力か思慮深さか

わたしはかなたとゆう言葉の意味を了解する

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ひとつの山にいくつもの要素がぎゅっと凝縮されていて、短いなかにも変化に富んだ山歩きが楽しめます。乾徳山登山口を起点に登りと下りで異なるルートをとれるのもよいところ。乾徳山を越えて笠盛山、黒金山と歩けば西沢渓谷に下山することもできます。西沢渓谷入口の終バスは何時なんでしょう。いつか歩いてみたいです。


参考タイム 乾徳山登山口(1:30)国師ケ原(0:30)扇平(0:40)乾徳山(1:10)国師ケ原(1:20)乾徳山登山口
同行者 ゆうさくさん

2012年5月14日月曜日

2012.5.12-13 奥多摩 雲取山

雲取山荘で会いましょう

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天気の悪かった5月の連休、奥秩父主脈縦走はやむなく丹波に下山
しつこい性格なので稜線をつなげたくてそうそうにやって来ました

中央線と青梅線に揺られて奥多摩駅へ
相変わらずの賑わいで3便目の鴨沢行のバスにようやく乗れました
会えるかどうかわからない人のぶんまで食材を担いで出発


どんより雲のなかをゆく
















































雲取山に到着
だんだんと雲が晴れてきました






























雲取山荘に下って幕営






























ふとなにかの気配を感じて顔を上げると駆け寄ってくるゆうさくさんがいた
ほとんどふざけて決めた待ち合わせだったのでほんとに来るのかなって思っていた
それでも来るような気もしていたしやっぱり来ないような気もしていた
ふたりで最高におもしろい瞬間を共有する


お隣同士でテントを張ります







































ゆうさくさんがドーナツとヱビスビールを担いできてくれた
わたしは鶏団子鍋の具材とフルーツゼリーを
あらかじめ決めておいたわけでもないけどそれぞれ担いできたものが絶妙にマッチ

アルパインクライマーは寒がりなんですね
揺れるオレンジ色の夜景が飯能のそれだと知った

充ち足りているようでなにかもの足りない
目を閉じると夜が濁流のように押し寄せてくる

21時就寝

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翌朝は4時起床
ゆうさくさんを起こして一緒に朝ごはん

ゆうさくさんは鴨沢まで車で来たので鴨沢に戻るとのこと
わたしは稜線をつなげるために先をめざすのでここでいったんさよなら


ふたたび雲取山の山頂へ






























青空がまぶしい
昨日は雲に隠れていた富士山と南アルプスが見えます
































石尾根を見送り三条ダルミへ
































三条ダルミから奥秩父主脈縦走路へ






































北天ノタルに到着







































2年前に逆から歩いた時は午後遅くてものすごく疲れていてもう記憶がない
とにかくつらかったはずなのにあっさり到着してしまって拍子抜け

このままだとあまりに早く丹波に下山してしまいそうだったので大休止とします
お湯を沸かしたりして30分ほどのんびりする
それにしてもよい天気でGWの時の悪天候が嘘みたいだ


飛龍山の分岐に到着
ここからサオラ峠を経て丹波に下山します



































熊倉山あたりは新緑がきれい


































しつこいようですがほんとによい天気でGWの悪天候が嘘みたい
でもなんだかんだきつくなってきてへろへろしながら丹波に下り立つ

予定では14時頃かと思っていたのに1時間も早く下山してしまった
どうしようかな~と思っていたらゆうさくさんのジムニー登場
なんてナイスタイミングなのかしら、拾ってもらってのめこい湯で汗を流す

そのあとは天益で餃子をおつまみにして水をしこたま飲む
車なのでソフトドリンクを注文しようとしたらおばちゃんに高いから水にしなさいと言われたので
隣にいた人たちには餃子と水なんてストイックですねと言われた
奥多摩の水道水うまー

ゆうさくさんに家まで送ってもらったら次はB-PUMP集合
疲れていたのでそんなに登れず、あたりまえや
近所のイタリアンで英気を養って長い週末がようやく終わった

不確かな約束と待ち合わせをくり返した

ふたりの約束がずっと続けばよい
そう思った帰り道

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先週は天気が安定せず雷に遭ったりして大変でしたが、同じ登山道でも天気だけでこうも違うのかと思い知らされました。雨が降ってウエアや携行品が濡れればそれだけですべてのことが何倍も困難になります。山における天気の重要性をあらためて認識させられた山行でした。


参考タイム
1日目:鴨沢(2:50)七ツ石小屋(0:30)七ツ石山(1:30)雲取山(0:20)雲取山荘
2日目:雲取山荘(0:30)雲取山(2:10)北天ノタル(0:40)飛龍山分岐(2:00)サオラ峠(1:10)丹波