2018年4月23日月曜日

2018.4.22 大菩薩連嶺 姥子山・雁ケ腹摺山

秀麗富嶽十二景も残すところあとわずか

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3月に歩くはずでしたが妹ちゃんの寝坊により延期になっていたルート
そのあと妹ちゃんのドタキャンなどもありようやく決行となりました

大月駅から西奥山行きのバスに揺られて15分ほど
終点ひとつ手前の遅能戸バス停で降りて車道を歩いてゆきます


はじめは普通の車道







































一軒宿の金山鉱泉山口館を過ぎたあたりから荒れてくる
ところどころに落石の形跡があって危険・・・







































ガードレールなんか土砂でひしゃげちゃっているし







































足もとに注意しながら歩いてゆくとゲエゲエと音がする
目を凝らしてみると水たまりでカエルが乱舞しているではないですか、ひえー
全部で100匹くらいはいたかなあ、子孫繁栄にいそしんでおりました


カエルの楽園を通過して沢沿いの登山道へ






























この道もなかなか、沢の流れで登山道がかなり変わってしまっている
時々赤テープがついているのでそれをめざして徒渉をくり返します
だまされた~秀麗富嶽なのに道が悪いなんてだまされた~妹ちゃんの恨み節が聞こえてくる
ちなみに妹ちゃんは前日ハーフマラソンの大会に出たばかりでお疲れ気味・・・
確かに神経を使う道、いつまでこんな調子なんだろう


沢を離れて急坂を登りきると金山峠に到着
するとこれまでが嘘のように歩きやすい登山道となる






























百間干場からまた林道
10分ほど歩くと右手に登山道が現れる






























登り尾根とゆう名前のとおりまさに登り一辺倒








































尾根を登りきって車道を進み右手の登山道を少しゆくと姥子山に到着
西峰・東峰とふたつのピークがあって奥の東峰の展望がすばらしい


































姥子山からは雁ケ腹摺山の眺めも抜群
これからそちらに向かいますよ~































とーちゃっく!!









































午後になって富士山が少し霞んでしまってはいるけれどよい眺め
苦労したぶんいちばん印象に残る秀麗富嶽十二景になると思うと妹ちゃんが豪語していた、ほんとか?
のんびりお昼ごはんを食べてちょっぴり昼寝もしちゃったりして~


山頂を堪能したら大峠に下山


































大峠の手前にある水場で顔を洗ったらめちゃきもちえ~
タクシーだとここまで入れるようですがいくつかゲートがあるので一般車はどうなのかな?
トイレもあるし水場、東屋と揃っていて休憩にはちょうどよいところ


さて、ここからはひたすら林道歩き
時々ふり返ると雁ケ腹摺山がのっしりと大きい






























約2時間半かけてハマイバ前バス停に到着








































ハマイバ前とゆうバス停の名前からハマイバ丸を連想してどこが前なんじゃーいと思っていました
が、真相はハマイバとゆう名前の釣り堀が目の前にあるバス停だったわけですね
パイプ椅子があったので座ったらシートに裂け目があったようで水が染みておしりが濡れる
妹ちゃんのほうはシートに裂け目なし、なんでこうなる?

予定より早く下山できたのはよいけどバスの本数が少ないので1時間以上も待つことに
うとうとしたりお菓子を食べたりしているうちにおしりも乾きましたとさ

バスに揺られて30分ほどで大月駅に到着
駅そばでイカとアスパラの天ぷら蕎麦をいただき帰路につく


本日のごほうび画像







































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はじめは登山道が荒れていてどうなることやらと思いましたが、それも金山峠まで。それより先は急坂ですが歩きやすい道でした。沢沿いの登山道は登りだったので道を探しながら歩けましたが、下りには適さないでしょう。出会った登山者は2パーティのみで静かな山歩きが堪能できました。そのうちご夫婦のパーティは大峠までマウンテンバイクで入っており、姥子山まで登ってピストンしたようでした。林道を下っている時に抜かされましたが、あっとゆう間でうらやましかったです。また人数が多ければ、大峠から大月駅までタクシーとゆう選択肢もあるかと思います。余談ですが、金山鉱泉山口館はわたしの大好きな民家系鉱泉でした。いつか行ってみたいです。


参考タイム 遅能戸(1:50)金山峠(1:20)姥子山(1:10)雁ケ腹摺山(0:40)大峠(2:20)ハマイバ前
同行者 妹ちゃん

2018年4月2日月曜日

2018.4.1 丹沢 表丹沢水無川モミソ沢

懸垂岩で有名なモミソ沢で沢はじめ

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すっかり暖かくなってきて今年も沢シーズンがやって来ました!
新宿駅で丹沢・大山フリーパスを購入、小田急線に揺られて渋沢駅へ
北口からバスに乗って大倉バス停までは15分ほど


登山届を出したら風の吊り橋を渡って出発































吊り橋を渡りきって戸川林道の入口にさしかかったところで1台の車が停まった
お姉ちゃんたちどこ行くの~?モミソ沢?乗っけてってあげるよ~
聞けば作治小屋の小屋番さんとのことで慣れっこの道を駆け抜けてくださいました
そしてモミソ沢の入渓点を通り過ぎ作治小屋まで連れて来てくれてコーヒーをごちそうしてくれた


優雅なコーヒータイム@作治小屋
































なんだかのどかだな、せっかくコーヒーあるしおやつのパウンドケーキ食べちゃおっと
1時間以上かかる予定の林道歩きがなくなって拍子抜け、これから沢のぼりなんて信じられないわ~

作治小屋の小屋番さんに拾ってもらい10マス進む
作治小屋でコーヒーをごちそうになってまったりしてしまい1回休み
すごろくならこんなところか?30分ほどのんびりして小屋番さんにお礼を言って出発

10分ほど林道を下ると左手に新茅ノ沢が見えてきました
右側の斜面に明瞭な踏み跡を発見、そこから沢に下りてゆきます


懸垂岩







































懸垂岩のすぐ左手に小さく出合っているのがモミソ沢
準備が整ったらちびゴルジュからいざ入渓

















































水量は多くないとゆうよりむしろ少ない、いつもこんなものなんでしょうか
とは言え2~3Mの滝が適度に現れてなかなか楽しい
太陽の光が入ってきてずっと明るいのもうれしいところ


あれ、なんかもう狭くなってきた・・・







































そして水流がなくなる
滝が落ち葉で埋まってCSが目の高さに・・・








































そうこうしているうちに8M大滝に到着






































トポにも涸棚とありましたが滝の概念がくつがえされそうです
下から見るとそんなに難しそうに見えなくてロープを出すか迷いましたが出すことに

結論から言うとロープを出してほんとによかった!
トポには右のカンテ沿いを登ると書いてありましたが左に抜けたのがよくなかったのか?
逆相っぽいかんじでホールドスタンスともあまりよくありませんでした


大滝を越えるとトポでゆう平凡のガレ場































水流もなく水のない沢床を登山道にしたようなところ
が、しかし、そんななにもない平凡なところで思いっきり転んでしまった・・・

大倉尾根の943Mピークをめざして沢筋を詰めてゆく
適当に尾根に乗っかって歩いてゆくと木道で整備された登山道に出ました
そのまま斜面を登って堀山と思しきピークでお昼ごはん
シカふんだらけではありましたが登山道から少し離れたので静かで快適

大倉尾根を下って大倉バス停へ
秦野ビジターセンターの水道で沢靴を洗ってバスで渋沢駅に戻ります
東海大学前駅にある秦野天然温泉さざんかで汗を流して帰路につく

東海大学で入学式があったようでスーツ姿の新入生を見かけました

今年もすてきな沢と出会えますように

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短いなかにも2~3Mの登れる滝が続き、チムニーやゴルジュもあって楽しい沢。明るくて湿っぽくないのもよいところ。ただ水量が少ないので真夏は暑そうだなと思いました。沢はじめの4月初旬頃が適期ではないでしょうか。8M大滝は見た目より難しくて登攀的要素があります。残置ハーケンもあるので、登るルートによってはロープを出したほうがよいでしょう。


参考タイム 作治小屋(0:15)入渓点(0:45)大滝下(0:30)大滝上(0:45)堀山(1:00)大倉
参考グレード 1級上/IV 東京起点沢登りルート120
同行者 TOMY