2014年4月27日日曜日

2014.4.26 丹沢 表丹沢四十八瀬川勘七ノ沢

天気のよい4月の休日
この春、最後の東丹沢になることでしょう
 
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渋沢駅のバス停には長蛇の列ができている
大倉から入渓地点の二俣に続く林道も人だらけ
そのなかにまぎれてとことこ歩く
 
アプローチシューズをCAMP4からランニングシューズに変更
足もとが軽くて林道歩きもそこまで苦にならなかった
 
 
林道の終点から入渓
小草平ノ沢を見送ってすぐに表れたF1・7M
 






































けっこう難しくて思わず残置スリングを握り締めてしまった・・・
ただ高度感がなく釜が深いので落下に対する恐怖みたいなのは感じない


登り終えてTOMYを待つ
見あげると青空と新緑が眩しい



































































F2・6Mは左岸の乾いたリッジ状を登る











































































F3・7Mの斜瀑は釜が深そうなので右からトラバースしてとりつく











































































F4・2M×10M




























































10M滝は残置スリングがぶら下がっている水流右側のチムニー状を登る
ここを越えると堰堤がいくつか現れるので適当に巻きます


F5・12M







































下から見るとわかりにくいですが残置ハーケンがいくつかあったのでロープを出します
右岸の岩を一段あがったあたりからTOMYがトップで登る

そのあとセカンドでヌンチャクを回収しながら登っていたらなんと1本落としてしまう
いったん懸垂で下降して探すもすぐには見つからない・・・
5分くらい探してもう諦めちゃおうかなと思ったところで発見!
釜にわりと近い40cmくらいの沢床に沈んでいました
沢に不要なものを残さずに済んでよかったです

ところでビレイの合図のホイッスルが滝のすぐ近くだとまったく聞こえない
今後どうしたものか・・・考えないといけません

ゴルジュやいくつか小さな滝を越えて940M付近のガレた枝沢あたりから詰める
思った以上に急登でしたがうまいこと天神尾根分岐の少し上に出られました
シカ除けの柵がないことがいちばん重要です

少し下って堀山の家でようやくお昼ごはん
丹沢の数少ない幕営地である大倉高原山の家を経由して下山しました


新緑がきれいな春らしい一日







































帰りはいつもの秦野温泉さざんかへ
ついに生ビール券が5枚たまったぜ、うまっ!


東丹沢の締めくくりは麦酒の芳香とともに

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人気の沢だそうですが他の遡行者とは会わなかったので、この時期はゆっくり登れてちょうどよいのかもしれません。ルートとして難しく感じたのはF1ですが、F5の高度感のほうが嫌らしかったです。堰堤の連続がなんとも残念ですが、全体的には楽しんで登ることができました。


参考タイム 大倉(1:05)勘七ノ沢出合(3:25)940M付近(0:45)登山道(0:20)堀山の家(1:10)大倉
参考グレード 1級上/III 東京起点沢登りルート120
同行者 TOMY

2014年4月6日日曜日

2014.4.5 丹沢 表丹沢水無川源次郎沢

また丹沢の沢にやって来ました
主稜から数えると3週連続の丹沢です
 
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大倉バス停で下車して戸沢林道をひた歩く
 
山岳会の読図講習会とやらで一度遡行した沢だけど記憶が断片的
なんて思っていたら書策新道の入口を通り過ぎてしまった
なんたるていたらく・・・ひどい話です
 
しかも空を見あげると台風でもやって来そうな色をしている
なんだか先行き不安ですが気をとりなおして出発
 
 
F1・4M
 







































F2あたり
沢本とトポのF表示がずれている










































































F4・10M
残置ハーケンがあったのでロープを出してみる








































ちなみにF3・トイ状の滝のトラバースでもロープを出しました
どうしてもあと一歩が踏み出せなかったので


二俣を過ぎると水が涸れる







































水はないけどF9・8MCS
以前は水流があったのでしょうか







































F10はロープを出してTOMYがトップで登る
ビレイをしていたら後ろからソロのおっさんがやって来ました
この日はじめて他の遡行者と出会う


詰めの途中でふり返ると春の相模湾がきれい






























ちょうどぴったり花立山荘に出られました






























出発前の不気味な空の色はなんだったんでしょう






























ゆっくり休憩をとってから大倉尾根を下山
道を間違えたりロープワークに時間をかけたりですっかり遅くなってしまいました






























前回と同様に東海大学前の秦野温泉さざんかへ
露天風呂に浸かっていると漆黒の空に三日月が浮かんだ


のんびり沢のぼり

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グレードは1級ですが、1級上くらいに感じました。ロープワークを練習できるところがたくさんあったので、トレーニングにはよい沢だと思います。しかし入渓までの林道歩きが長くて、まずそこで心が折れそうでした。


参考タイム 大倉(1:20)戸沢山荘(0:45※ルートロスあり)書策新道入口(1:45)二俣(2:10)花立山荘(1:30)大倉
参考グレード 1級/III 東京起点沢登りルート120
同行者 TOMY