2016年2月23日火曜日

2016.2.21 大菩薩連嶺 笹子雁ケ腹摺山

笹子雁ケ腹摺山、略して笹雁を歩いてきました

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降り続いた雨がやんだ日曜は快晴
ずっと行こう行こうと思っていた笹雁にようやく来ることができました
吉祥寺で妹ちゃんと合流、身内とはいえ約束していればちゃんと起きられるもんですね
大晦日みたいに約束していても起きられないこともあるけれど・・・


中央本線に揺られて笹子駅で下車
国道沿いから見えた笹雁の山肌に雪はなく晩秋のよう








































新中橋バス停の先が登山口ですが道路工事により迂回路ができていました
矢印に従って進むも植林帯に入ってしまいよくわからなくなる
うろうろしていると犬の散歩をしていた地元の方がまっすぐ進めば道があるよと教えてくれた
言われた通りにまっすぐ進むと右手の斜面に登山道らしきものを発見!


そのまま登ってゆくと明瞭な登山道となりやがて急傾斜となり・・・







































反射板が現れたら山頂はすぐそこ







































山頂に到着すると富士山と南アルプスが目に飛びこんでくる
ちなみにここまで雪はひとかけらもありませんでした・・・











































米沢山方面に向かっていったん下ります
急坂なうえにグズグズの雪とべちゃべちゃの泥でなかなか大変







































これから歩く米沢山とお坊山の稜線
なにげに今回いちばん標高の高い山はお坊山だったりして・・・







































フジツボのような富士山がちょこん
いや、フジツボのほうが富士山に似ているのかな?








































急峻な鎖場を越えて米沢山に到着
笹雁とほぼ同じ標高、こちらも展望良好です
































滝子山から大菩薩嶺へと続く小金沢連嶺






























お坊山からの下りで東峰に続く破線ルートに入りそうになってしまい危ない危ない・・・
大鹿峠は風の通り道になっていて休憩するにはちょっと寒い
大鹿山への道は西からの風がさえぎられて暖かでのどかな気分になります


大鹿山に到着






























少し下ったところに景徳院に下る分岐があります
そしてまたグズグズの雪とべちゃべちゃの泥が・・・
最後の最後で思いきり滑って尻もちついちゃいました、がっくし

景徳院のある田野という地域は武田氏終焉の地だそうです
織田信長勢に追われた武田勝頼が自刃して武田氏は滅亡しました
その菩提寺として徳川家康によって建立されたのがこの景徳院だとか

そんな由緒あるお寺を通り抜けると車道に出ます
どんどん下ってゆくと国道と合流して線路が見えたと思ったら甲斐大和駅に到着


甲州ワインの文字に導かれるように駅前徒歩3秒の雅とゆうお食事処へ








































デカンタで甲州赤ワイン、味噌田楽、ほうとう、から揚げ定食と脈絡なく注文する
定食は炊きたてのお釜ごはん付でボリューム満点なのでおすすめです
言うまでもなく帰りの電車ではふたりして爆睡でした


おぼろなる月もほのかに雲かすみ 晴れて行くえの西の山の端

武田勝頼が最後に見た山は今も見えるのでしょうか

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秀麗富嶽十二景のひとつである笹子雁ケ腹摺山。と言っても数え方が不思議で、滝子山と併せて4番山頂とゆうことになっています。ふたつの山頂は少し離れていて、日帰りでいっぺんに歩けなくもないけどちょっと大変・・・と言ったところ。十二景と謳っているわりにはふたつのピークがセットになっていることが多いので、実際には19ピークほどあるわけです。それならはじめから二十景とかにすればよいのに、なんて思ったりしつつもこうゆう理不尽さは嫌いじゃないです。それにしても雪がまったくなくて暖かくて、まるで晩秋の山を歩いているようでした。前日の雨が山では雪だったらと心配してザックにワカンを忍ばせていたのは秘密です。


参考タイム 笹子駅(2:20)笹子雁ケ腹摺山(1:05)米沢山(0:35)お坊山(0:40)大鹿峠(1:25)景徳院(0:30)甲斐大和駅
同行者 妹ちゃん