奥秩父主脈縦走は5日目
縦走路を逸れて和名倉山をめざす
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3時起床
テントから出るとカエルの姿はもうなかった
が、ふたつ隣のテントではカエルのやつが前室に迷い込んでいたらしい
お兄さんがうんこかと思ったーと騒いでいた、そんなわけないだろ
本日も5時出発
笠取山に登りながら朝を迎える
笠取山には山頂の道標がふたつあります
西側にあるのが山梨百名山の山頂で東側は標高点の山頂
山梨百名山のほうはそろそろ新しいものにしてあげたほうがよさそうです
唐松尾山へと続く道をゆく
西御殿岩の分岐にザックがデポしてありました
わたしは行ったことありませんが眺めがよいらしい
いったん将監小屋まで下りて幕営
ずっとよい天気が続いていましたが今夜から明朝にかけて暴風雨の予報
戻ってきたらテントがない!とゆうことにならないようしっかり張ります
わたしもやんまぁも奥秩父主脈はすでに踏破している
油木さんもすべてではないけれどほとんど歩ききっている
せっかく3人で歩くのだからなにか付加価値をつけたいと思って提案したのが和名倉山
前から歩いてみたかったけどなかなか機会がなかった近くて遠い山のひとつ
3人とも歩いたことがないとゆうのがまたよい
アタックザックを背負っていざ出発
風が強くて笹っぱらがうねるように波打つ稜線をゆく
西仙波に到着
荷物が軽いと歩みも速い
石楠花のトンネルを越えて東仙波へ
ちなみに数人の登山者とすれ違いました
みなさん単独の男性でしたがピストン?それとも秩父湖から?
秩父湖からの登山道は藪漕ぎルートで迷いやすいらしいのでご注意を・・・
なだらかな稜線を歩いて樹林が広がる川又分岐に到着
これまでに見たことないかわいらしい字体の道標
さらに15分ほどゆくと二瀬分岐
ここから東に進路をとってしばらく進んで樹林帯のなかへ
山頂手前で北に折れてようやく和名倉山に到着
北に折れてから山頂までほんの5分くらいなのですがやたら長く感じる
倒木帯の樹林のなかをまだかまだかと焦らされてひとりなら諦めていたかもしれない
近くて遠い山とゆう言葉がぴったりのそんな山でした
標高が2,036Mなので20年後にまた来ようと言いながら山頂をあとにする
20年後かあ・・・わたしなにしてんだろか
歩みを止めることなく来た道を下山
行きには見えなかった富士山と南アルプスが見えた
水場の脇を歩いているとすぐ上で音がしてシカが現れた
え、水場の上にシカってちょっといやかも・・・
そうこうしながら山ノ神土に戻ってきてなんとなくほっとする
将監小屋に下りようとして将監峠から右手に続く細い道のほうへ
こっちからでも小屋に行けるのかしら?と入ってみたけどトラバースでいつまでたっても下らない
あれ~?とか言いながら戻って正面の道を下って将監小屋におかえりなさい!
テントは飛ばされずにちゃんとありましたとさ
夕方になっても天気はさほど悪くない
長時間歩いて疲れてしまいテントの外でごろごろしながら夕ごはん
天気予報は変わらず明日の早朝まで暴風雨とのこと
翌朝の出発時間を7時としてテントに戻る
とゆうことは久しぶりに5時までゆっくり眠れますな
たまにはこうゆう朝もないとね、21時就寝
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登山をはじめたばかりの頃から興味があった和名倉山。奥秩父主脈縦走で山ノ神土を訪れるたびに、そこから続く登山道を覗いては想像を膨らませていたものです。しかしいざ歩こうとなるとなかなか計画が立てられませんでした。主脈から大きくはずれており、秩父側の道は破線ルート、どうしたものかと思いながら数年が経過し、わたしのなかで和名倉山は近くて遠い山の代名詞となっていました。今回の縦走では、同行者に誘われる前から和名倉山を歩くことを決めていました。聞けば彼らも歩いたことがないとのこと。和名倉山を訪れることは主脈を歩き通すことと同じくらい大切なことだったので、無事に行って来れてよかったです。樹林帯の展望もなにもない山頂でしたが、静かでひっそりとしたそのたたずまいにようやく会えましたねと、そう言いたくなりました。(6)に続く。
参考タイム
5日目:笠取小屋(0:40)笠取山(2:00)唐松尾山(1:00)将監小屋(2:45)和名倉山(2:30)将監小屋
同行者 やんまぁ 油木さん
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