いつも同じような目に遭っているくせにわたしもたいがい懲りない
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天気に不安を抱えつつも高速バスで前夜発
なんだかんだ悩んだけれど行きたい場所もはっきり決まっていない
とりあえず新穂高温泉に行けばなんとかなるだろうくらいに思っていました
山がそんないい加減な気持ちに応えてくれるはずもなく早朝の新穂高温泉は土砂降り
高速バスはいつの間にかホテル穂高の前に停まるようになっていました
しばらくはホテル穂高のラウンジで朝ごはんなどを食べつつ外をうかがう
同じバスに乗っていた人たちがカッパに着替えて続々と出発してゆきます
カッパ・・・わたしのくたびれたカッパがこの雨に耐えられるとはとても思えない
毎年新しいカッパを買おう買おうと思って今年もまだ買っていなかった
あまり長居をしてもホテルに迷惑だと思い出発
とりあえず新穂高温泉の登山ステーションまでやって来ました
それでも山に向けて出発する気にはなれずまた雨宿り
9時頃ようやく意を決して雨の林道を歩きはじめます
新穂高温泉に到着してすでに4時間が経過・・・
わさび平小屋に到着
たった1時間ほど歩いただけなのにずぶ濡れに・・・
歩く意欲をすっかり削がれてしまいまた立ち往生してしまいます
11時までに雨が弱くならなければわさび平小屋で張ろうと決めて軒下で雨宿り
そして雨足が弱まることなく11時を迎えてしまいました
雨のなか幕営してテントに転がりこむ
うたた寝して目覚めると雨がやんでテントの数もかなり増えていました
雨はその後も降ったりやんだり・・・時々激しく降る時もあったり
湿ったシュラフに包まり21時就寝
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翌朝は4時半起床
雨はやんでいるのでとりあえず出発
小池新道のとりつきに大きな雪渓が張り出していた
薄くなって危険なので河原側を迂回するようにとのこと
また雪渓
こちらは上を慎重に歩く
濁流と化した秩父沢を渡る
昨日進めなかった理由のひとつはこの沢の氾濫が怖かったから
沢水と雨水が流れ出して登山道も小川のよう
明日ちゃんと帰れるかなあとか不安になりながら歩く
雨あがりのキヌガサソウ
ひと休みにぴったりのイタドリケ原もシシウドケ原も雪渓のなかに埋もれていた
鏡平小屋から弓折乗越に向けて歩きはじめたところで崖さん夫妻とばったり!!!
実はホテル穂高で見かけた時からそうかなあと思っていたんですよね
でも確信が持てず、雨がすごくて話しかけるような気分でもなく・・・
だからこうして会えてうれしいです!
ふたりは前日の大雨のなか双六小屋まで歩いたそうで・・・
テント泊の予定だったけど心が折れて小屋に泊まったとのことでした
数年前にも裏銀座縦走中に三俣蓮華岳で崖さんとばったり会ったことあったなあ
山で友人に出会うと元気が出ます
弓折乗越に出ると風が強くなる
ガスが吹きすさぶ稜線を歩いて双六小屋に到着
風が強いので幕営に時間がかかってしまう
テントにもぐり込むとすぐに雨が降ってきて間一髪!
テントを叩く雨音を聞きながらぼんやり過ごす午後
なにもする気が起きない
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4時起床
この山行ではじめての青空
今さら晴れても遅いよ~
なんて憎まれ口をたたきながら下山とします
10時半頃には新穂高温泉に到着
予定より早く下山できたので奥飛騨の湯で汗を流す・・・と言うほど汗かいていませんが
松本BT行のバスに乗って松本駅からあずさで帰路につく
遠くまで行ったわりにはほとんど歩けていない
年に2~3回はこうゆう肩すかし的な山行があるんだよなあ
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この時期の小池新道にこんなに雪渓が残っているとは知りませんでした。山をわかっているつもりで実はなんにもわかっていないんだなあと、山に来ていつも思い知らされます。先日の苗場山も然り、今回もまた然り。だから楽しいのかもしれませんけど。しかし海の日の3連休はすかっとした晴れに恵まれないことが多い気がします。梅雨晴れを狙ってできた休日のはずですが、ハッピーマンデー制度により16~18日あたりになることが増えました。ただしそのおかげで3連休になっているわけですから、ハッピーマンデー制度の功罪です。
参考タイム
1日目:新穂高温泉(1:10)わさび平小屋
2日目:わさび平小屋(3:00)鏡平小屋(1:55)双六小屋
3日目:双六小屋(1:25)鏡平小屋(2:55)新穂高温泉
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