裏銀座へとやって来ました
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数年前のSWで歩いて以来の裏銀座
その時は悪天候に見舞われただ歩いたとゆう記憶しかない
しかし今回はすばらしい天気に恵まれて展望リベンジ大成功なのです
5時頃まだ陽が昇らない三俣山荘を出発
鷲羽岳に到着
ずっとこの展望が見たかったんだ
賑わいはじめた山頂をあとに稜線を北へ
水晶小屋に到着したら荷物をデポして水晶岳へ
水晶岳から北アルプスを俯瞰する
裏銀座は続くよどこまでも
白砂の野口五郎岳へ
遠くから見るとなだらかだけどなかなかの急登
烏帽子小屋がだいぶ近づいてきました
展望のよい稜線コースをゆく
風雨にさらされて乳色のガスのなかを歩いた思い出を払拭
三ツ岳を越えると眼下に高瀬ダムが大きくなってきた
ようやくここまで来たなあと思った矢先のこと、100Mほど下の稜線を横切ってゆくこげ茶色の物体が・・・
クマですか?はい、クマですね、うん、クマだね
そいつはわっさわっさと小走りしてハイマツのなかに消えてゆきました
てゆうかこれからわたしもそこを歩く予定なんですけどねえ・・・
とりあえずストックを手にして反撃体制を整えてから歩き出す
熊鈴も手に持って数珠のようにふりまわしながら歩きます
3連休の中日ではありましたが水晶小屋を越えたあたりから人影がぐっと少なくなりました
びくびくしながらクマの出没地点を通過して歩みを止めることなくどんどん進みます
稜線にクマは出ないって言っている人よくいるけどまったくの嘘っぱちですな
あ、ブロッケン現象!でも写真だとわかりにくい
そんなこんなで肉体的にも精神的にもどっと疲れました
烏帽子小屋に到着して受付で小屋番さんにクマのことを報告
このへんよく出るんですよと言われておしまい、もっといたわってよ~
烏帽子小屋のテント場は小屋から少し離れているので面倒なところもある
けれど木々に囲まれて風もなく快適に過ごせる立地のよさがわたしは好きです
テントにこもって翌日のルートを確認
烏帽子岳~蓮華岳ははじめて歩く道なのですが地図に滑落注意の文字を見つけてしまう
いちばん危険なのは不帰嶮だと思ってノーマークだったけど心配になってきたなあ
荷物と食糧のことばかり考えていたけどもっと考えないといけないことがあったのかもしれない
などと悲観的になりながら夜を迎えて19時半就寝
夜中にトイレに行くと満天の星空
明日も天気になあれ
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天候に恵まれてすばらしい展望を楽しみながら歩くことができました。ふり返れば槍ケ岳と穂高連峰、笠ケ岳に黒部五郎、前を見れば黒く光る水晶岳に白砂の野口五郎岳、これぞ裏銀座縦走の醍醐味です。1日目に頑張って三俣山荘まで歩いてよかったなあと思いました。稜線でクマを見かけたのは想定外の出来事でしたが、なにも起こらなくてよかったです。こんなところで縦走をやめるわけにはいきません。(3)へ続く。
参考タイム
2日目:三俣山荘(1:20)鷲羽岳(1:45)水晶小屋(0:40)水晶岳(0:30)水晶小屋(2:50)野口五郎岳(2:45)烏帽子小屋
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