前々から歩いてみたかった清水岳を越えて祖母谷温泉に続く稜線
しかし悪天候に阻まれて白馬鑓温泉でほっこりしてしまう
驟雨と雷に怖じ気づいてどうしても標高を上げることができなかった
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高速バスで早朝の猿倉に到着
自分の神経を疑いたくなるほどよく眠れた
その時点ですでに雨が降ったりやんだり
小雨をついて出発するもすぐに雨足が強くなる
その繰り返しで小日向ノコルを過ぎたあたりで心が折れそうになる
雷も鳴りはじめて引き返そうか行ったり来たり
同じルートを歩くおっさんたちに励まされてなんとか進む
ここまで来たのにもったいないとか下山するほうが時間がかかるとか
まあもっともなんですけどみなさん楽観的とゆうか無謀とゆうか・・・
それに釣られて登っちゃうわたしも同じなんですがね
小日向ノコルからはトラバースの道が続く
沢筋から増水した沢水が登山道にも流れ出す
雨で濁流と化した杓子沢
雪渓のトラバースを越えると硫黄の匂いが鼻につくようになる
いっきに標高をあげると白馬鑓温泉小屋が現れた
天狗山荘までの予定だったけどもう無理みたい
祖母谷温泉まで歩くなら1日目の天狗山荘は絶対条件だったけれど
白馬三山 清水岳 祖母谷温泉 黒部峡谷鉄道・・・残念だけどまた来年だな
そんなわけでさっそく温泉だー!
こちらは絶景を眺めながら浸かれる混浴の露天風呂
女性専用の内風呂もあるのでそちらに入ります
雨に打たれたあとの温泉が気持ちよくないわけがない、極楽じゃ♨♨♨
けっこうすいていたので3回くらい入りました
こんこんと湧く天然温泉に癒されます
テント場からは露天風呂が丸見え
おっさんたちの入浴シーンを激写←盗撮
テント場からの眺め
戸隠山や妙高山などが雲に浮かぶ島のよう
ちなみにこちらが女性専用内風呂
白馬鑓温泉小屋の建っている場所は冬は雪崩の通り道なんだとか
なので夏のシーズンが終わるたびに小屋はいったん壊されると記憶しています
確かに造りがベニヤ板などを多用していて簡易的な印象
ストーブや乾燥室の類もないようです
まあテント泊なのであまり関係ありませんが・・・
残念ながら翌日も雨予報
かすかな希望を胸に20時就寝
温泉でほくほくした体をシュラフに滑り込ませる
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翌日は3時半起床
とりあえずヘッドライトを点して誰もいない真っ暗な朝風呂へ
雲が多くて気が滅入ります
テントを撤収してさてどうしたものか
雷予報と雨の強さになかなか出発できない
迷いに迷って悩みに悩んで猿倉への下山を決意した
ガスの切れ間に見た白馬鑓ケ岳と杓子岳
登山道に咲いていた日本固有種の紫陽花
往路ではかろうじて残っていた登山道が帰り道では崩落していた
小日向ノコルで稲光と雷鳴が轟く・・・無事に下山できてなによりです
悪天候のなかひとりテント装備で歩いていたのでたくさんの人が励ましてくれた
同じルートを歩いていた人たちや小屋で出会った人たち
ひとりだったけどひとりじゃなかったです
みなさんありがとう
猿倉から乗合タクシーでみみずくの湯へ
雨がやんだ白馬の町を駅まで歩くと目抜通りに好日山荘とパタゴニア
けっこう栄えているんですね
18日は晴れたようです
休みはまだあったから停滞すればよかったかなと思ったり
まあ今回は秘湯に行ったとゆうことにしましょう
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まったく予定通りに歩けませんでした。しかし北アルプスや他の山域でも遭難事故があったようなので、安全第一とゆうことで納得はしています。今回は残念でしたが白馬鑓温泉は初めてだったので堪能できてよかったです。山のなかの温泉って癒されますね。宿泊しない方にはテント場にある足湯がおすすめです。
参考タイム
1日目:猿倉(2:25)小日向ノコル(2:20)白馬鑓温泉小屋
2日目:白馬鑓温泉小屋(1:35)小日向ノコル(1:20)猿倉
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