冬の山小屋ってまるで天国ですな
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新幹線で郡山駅へ
駅前から出ているバスに揺られて安達太良高原スキー場へ
スキー場のすぐ脇から登山道がついています
稜線に出ると風が強くなります
トラバースの道がちょっといやらしいけど危険なところは特にない
快適なスノーハイキングといったかんじ
くろがね小屋に到着
温かな湯気のような熱気が充満している
まさに冬の山小屋ってかんじです
妹ちゃんのよき友人で小屋スタッフの伊藤ちゃんとはじめまして
山雑誌なんかにも載っているようですが容姿は個性的かつ衝撃的です
しかし中身はかなりの男前なのですよ
妹ちゃんは東北大震災の起こった瞬間をくろがね小屋の玄関で迎えました
郡山から東京に戻れず数日を避難所で過ごしたのち新潟経由の高速バスで帰ってきました
それ以来くろがね小屋にただならぬ親近感を抱いて数ケ月ごとに訪ねているようです
さっそくヒバ造りの温泉へ!
極寒の脱衣所をへて思考回路が停止するほど熱い温泉に浸かります
しびれてふやけてとろけるかんじ
お風呂のあとは伊藤ちゃんからビールとおにぎりの差し入れ
名物のだるまストーブ
夕ごはんは野菜ごろごろのカレーライス
山小屋でごはんを食べるなんていつぶりでしょう
おかわり自由とのことなのでいっぱい食べちゃいました
ごはんのあとと寝る前にも温泉に入る
ぽかぽかしたまま就寝
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翌朝は6時起床
温泉で体の芯まで温まったおかげでぐっすり眠れました
朝ごはんもおいしくいただきます
同じテーブルのお兄さんから明太子のお裾わけ!
しかしあいにくの空模様・・・
何度か登頂している妹ちゃんは留守番を決め込んでいる
とりあえず峰ノ辻まで行ってみようとひとり出発
1時間ほどで峰ノ辻に到着
戻るか進むか・・・迷うところです
稜線の向こうが少し明るくなってうっすらと太陽が見えます
その光に誘われてもう少し歩いてみることに
峰ノ辻より先は強風でトレースも消えかけています
ただ稜線がはっきりと見えているので迷うことはなさそう
アイゼンを効かせてざくざく登ります
稜線から道標に従い山頂へ
太陽はどこへやら、すっかり吹雪いています
あたりは真っ白でなにがなにやらさっぱりわからない
写真を撮ったら即刻下山です
強風とガスで自分のトレースも判然としません
コンパスで方向を確認しながら下ります
峰ノ辻まで戻ってきたらひと安心、下りはあっちゅう間ですな
小屋では妹ちゃんがたいして心配もせずに待っていました
掃除したばかりのお風呂に入らせてもらって極楽気分
冬の山小屋ってのはありがたい存在です
伊藤ちゃんと別れを惜しみつつお昼頃には小屋を後にする
雪が舞うなかもくもくと下山
スキー場の浮かれたBGMが聞こえてきたら登山口は近い
岳温泉を経由してバスで郡山駅へ戻ります
岳温泉の豆腐屋さんでいっぷくセット
ざる豆腐と味噌田楽と豆乳のセットです
近くのお土産屋さんで温泉たまごも購入してほくほくほく・・・
なかなか楽しい山旅でした
妹ちゃんに謝々!
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行程が短いので日帰りでも歩けそうですが、くろがね小屋に泊まってのんびり歩くのがおすすめです。いつも無駄にテント泊にこだわっているわたしにはとても新鮮でした。残念ながら天候には恵まれませんでしたが、晴れていれば360度の大展望が望めるとか。ぜひまた天気のよい日に歩いてみたいです。
参考タイム
1日目:奥岳登山口(2:10)くろがね小屋
2日目:くろがね小屋(0:50)峰ノ辻(0:40)安達太良山(0:45)くろがね小屋(1:05)奥岳登山口
同行者 妹ちゃん
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