さらに甲斐駒に登って黒戸尾根を下山する計画でしたが・・・
--------------------
中央線と中央本線に揺られて岡谷駅へ
飯田線との接続はたったの4分だとゆうのに中央本線が遅れる
次の電車ではバスに間に合わない、初手からつまづいてまさかの乗り継ぎ核心
でも乗る予定だった飯田線がちゃんと待っていてくれたので無事に乗ることができました、よかった~
そんなこんなで伊那大島駅に到着
7月中旬から8月末まで運行している鳥倉登山口行きのバスに乗り込む
終点の鳥倉登山口まで約2時間、運賃は荷物代込みで2,490円也
登山届を出したら出発
わーい、あと200歩だーい
2時間ちょっとで三伏峠小屋に到着して幕営
途中の水場はじゃぶじゃぶのつゆだく、三伏峠は水場が遠いのでほんとに助かる
そしてなぜかTOMYの洗髪タイム、恥ずかしいからやめて~
夕ごはんは野菜たっぷりのトマトスープ
新ジャガとナス、コンビーフをトマトペーストとコンソメで煮込んだもの
さらにとろけるチーズをのっけたらめちゃうまーーーい!!!
が、しかし、炭水化物だからおなかいっぱいになるかと思ったらあんまりならなかった
むしろ食べ続ければ食べ続けるほどおなかがすいてくるような気すらしてきました
それならとラーメンをつくって食べるとようやくおなかが落ち着いたー
そもそも天気予報があまりよくなかったけど決行してしまったし
さて、どうなることやら
20時就寝
-----------------
翌朝は2時半起床
テントから出ると新月が浮かぶ空に星が散らばる
星空を見上げているとヘッドライトが頭からするりと落ちてしまった
その衝撃で接触が悪くなったのか、なんとライトが点灯しないではありませんか!
え~うそでしょ?ちょっと前に買ったばっかりでこれが2回目の山行だとゆうのに
てゆうかこれから暗いなかを歩かないといけないんですけど・・・
TOMYとふたりであーだこーだやっているうちにようやく点灯!
ああ、山の神様どうもありがとうとか言いながら出発
塩見岳に続く道をゆく
突然まあるい虹が現れた
巨大なブロッケン現象のようでもある
塩見岳西峰に到着
南を見れば荒川岳や赤石岳、北を見ればめざす仙丈ケ岳がまだ遠い
稜線を北へ北へ
北荒川岳キャンプ跡地のあたり
だんだんと雲が広がってきました
新蛇抜山ではガスがぼうぼうと流れていました
はじめて山頂までやって来た、しんじゃぬけやまと読むらしい
熊ノ平小屋に到着
好きな幕営地をみっつあげろと言われたらひとつはここだなと思うほど大好きな小屋
以前はなかったオリジナル手ぬぐいが売られていたのでひとり大はしゃぎ
絵柄が2種類ありましたが小屋の外観が描かれているほうを購入
幕営していると空が明るくなってくる
小屋のテラスからは農鳥岳がくっきりと見えてきました
熊ノ平小屋のテント場はいつも空いているイメージ
この日もほかに張っている人がいなくて快適なことこのうえない
水場がすぐ近くでしかも水が豊富でほんとに居心地のよいテント場です
早めの到着で時間がいっぱいあったので短パンのほつれを縫ったりする
いつも持ち歩いている裁縫セットはどこで手に入れたか忘れたけどいろんな色の糸があって便利
夕ごはんはロコモコ丼
アルファ米にハンバーグと温玉とポテサラをのっけて・・・
なのにTOMYが主役のハンバーグを落っことすハプニング発生、なんでやー!
洗ってまたごはんにのっけていたけど味あったのかなあ
そんなこんなで19時就寝
------------------
2時半起床
まあまあ晴れている
出発しようとダウンパンツを脱いだら今度はスパッツが破れていた
せっかく短パンのほつれを縫ったとゆうのに次はスパッツかい
さて、本日は長丁場ですよ
農鳥岳の肩越しに富士山を眺めながら朝の稜線歩き
なんとも惜しい標高の三峰岳
間ノ岳に続く稜線を見送って仙丈岳をめざす
南アルプスらしい樹林帯の道をゆく
右を見れば急峻な沢を抱えた北岳と間ノ岳がかっこよい
高望池はとってもちっちゃい池
近くより高いところからのほうが見やすいからこの名前なのかな?
いよいよ南アルプスの女王が大きくなってきた
ようやく仙丈ケ岳に到着
ここまでほんとーに長い道のりでした
時々青空も見えたりして天気は予報ほど悪くない
でも歩いてきた稜線がガスで隠れてしまって見えないのはとっても残念
小仙丈ケ岳方面から下山
ガスの切れ間から仙塩尾根が見えそうで見えないもどかしさ
カメラを向けてみたけれどシャッターチャンスはやって来なかった
そして小仙丈ケ岳の登り返しが地味にきつい
へろへろしながら北沢峠に下山
登山口の水場で顔を洗ったらめちゃきもちえー
TOMYはまた髪を洗う、てゆうかほんと恥ずかしいからやめてくれ
小屋の名前が北沢駒仙小屋から長衛小屋に変わっていました
賑やかなキャンプ場のようなテント場で幕営
夕ごはんはひつまぶし丼からのだし茶漬け
仙丈ケ岳からいっきに下ってものすごく疲れた
なんかもう甲斐駒には登らなくてもいっかな~とゆう気分になる
そしたらTOMYがここから甲斐駒に登り返すのって美しくないよねって言うから激しく同意
そもそも休みが5日あるからととってつけたような甲斐駒&黒戸尾根だったわけで
もともと仙塩尾根の縦走なんだから甲斐駒は関係ないっちゃあ関係ないわけで
だいたい黒戸尾根ってゆうのは登ってなんぼ、下る道じゃないわけで
はい、すべて言い訳ですけどなにか?
だってなんかもう疲れちゃったんだもーん
あとTOMYとふたりの縦走生活にもちょっと疲れたかもしれない
TOMYがどうこうとゆうわけではなく自分のテントがないとゆうのはやっぱり心もとない
これまで人と歩いた長い縦走では自分のテントがあったもんなあ
明日あらためて決定しようと話して眠りにつく
でもお互いにこれが最後の夜だと気づいていたはず
------------------
5時起床
甲斐駒には登らず広河原経由で帰ることに
長衛小屋のテント場をあとにする
甲斐駒に行けなかったのは残念だけどまた黒戸尾根から登ろうと思いました
雨に降られることもなく仙塩尾根を歩ききることができてよかった
南アルプス市営バスで広河原へ
乗合タクシーの運転手さんに言われるがままタクシーに乗せられる
芦安駐車場の白峰会館でお風呂に入ってからバスで甲府駅へ
中央本線に揺られて帰路につく
よい縦走でした
-------------------
ずっと歩いてみたかった仙塩尾根をようやく歩ききることができました。塩見岳から三峰岳までは歩いたことがありましたが、そこから先は未知の領域。三峰岳からいったん高度を落とすと尾根は南アルプスらしい静かな樹林帯に飲み込まれ、数時間かけて森林限界を越えると岩稜帯となります。三峰岳から見た時には小さかった仙丈ケ岳が目の前に聳え立ち、こんなにも大きい山だったのかと、その時はじめて知りました。仙丈ケ岳から塩見岳に向かって歩くルートのほうが一般的なようですが、テント泊だと幕営できる小屋が限られており、塩見岳から歩くほうがほんの少しだけCTが短かったので逆ルートとなりました。まあどちらにしても長いことには変わりませんが・・・。野呂川越からいったん下ると両俣小屋があり、こちらも幕営可能なようです。この両俣小屋から北岳をめざすルートも急登続きでおもしろそうだなと思いました。
参考タイム
1日目:鳥倉登山口(2:10)三伏峠小屋
2日目:三伏峠小屋(2:20)塩見小屋(1:10)塩見岳西峰(0:05)塩見岳東峰(1:45)北荒川岳(2:40)熊ノ平小屋
3日目:熊ノ平小屋(1:40)三峰岳(1:50)野呂川越(4:50)大仙丈ケ岳(0:30)仙丈ケ岳(2:20)長衛小屋
4日目:長衛小屋(0:10)北沢峠
同行者 TOMY
0 件のコメント:
コメントを投稿