厳冬期の天狗岳をめざすも敗退
1日目はとてもよい天気だったのに残念なことです
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早朝から各駅停車に揺られて茅野駅へ
日野春あたりから見える南アルプスが美しい
余裕があったので駅そばを食す
バスは途中のチェーン装着により少し遅れて渋の湯に到着
運転手が若くてかわいい女の子でびっくりしました
登山届を出したら出発
歩きやすそうなのでアイゼンはつけないでゆく
突きぬけるような青天
黒百合ヒュッテに到着
シャベルで雪かきと整地をしてからようやく幕営
晴れていたからよいのですがなんだかんだで1時間以上かかってしまう
そのあとは水づくりでまた雪かき・・・冬のテントは忙しいです
天狗岳への登頂は翌日に期待!
黒百合平に夕暮れが迫る
前週の雲取山のほうが寒かったような気がします
もう春が近いのでしょうか
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5時半起床
テントが風で煽られている
外に出るとなんと雪が舞っている!
吹雪とまではいかないけれど風も強くとてもよい天気とは言えない
昨日の好天はいったいどこへ?
もそもそと朝ごはんを食べながら考えます
こんな天気のなか歩いたところで楽しくないのはわかりきっている
それに天狗岳の稜線は晴れていたって風が強いところ
さっさと撤収して温泉でも入るか・・・
そんな思考回路により撤退に至ります
しかし雪のなかの撤収は指に思っていた以上のダメージを与えました
そんなに時間はかからなかったのにもかかわらずしばらく痛みが引きませんでした
剥けてしまった表皮が今、再生に向かってがんばっているところです
黒百合平よ、さようなら
焦燥感に駆られながら新雪を滑るように下ってあっとゆう間に渋の湯に到着
しかしお風呂が開くのが10時からとのことでしばらく待つことに・・・
いろいろとタイミングの悪い冬の日でした
ちなみに渋の湯はお湯だけやたら熱いくせに脱衣場が寒くてあまり好きではない
バスが停まる縄文の湯とゆうところに行ってみたいです
茅野駅で開催されいていたB級グルメ祭で餃子をゲット!
たいして歩いていないのであずさに乗るのもしのびなくて帰りも鈍行
歩いているより電車に乗っている時間のほうが長かった
まあそんな日もあるさ
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天気が悪かったのでさっさと下山してしまいました。雪が降っているなか単独でテントを撤収できることがわかったのが唯一の収穫でしょうか。
参考タイム
1日目:渋の湯(1:50)黒百合ヒュッテ
2日目:黒百合ヒュッテ(0:55)渋の湯
2013年2月25日月曜日
2013年2月18日月曜日
2013.2.16-17 奥多摩 雲取山
都心でも雪が降った週末は積雪を期待して雲取山へ
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いつものように鴨沢から出発
粉砂糖をふりかけたような山肌がお出迎え
天気は上々、木立ちの隙間からは青い空
稜線に出ると風花がきらきら舞っています
白い絨毯のように石尾根が続いてゆく
いつもは雲取山荘で張るのですがこの日は奥多摩小屋で幕営
少し休憩したら山頂に向けて出発します
ぴったり1時間で到着
誰もいない雲取山の頂に立つ
いつもは賑やかな山頂がひっそりと静まりかえっている
こんなことは珍しいので不思議な気分です
石尾根にも人影はなく静かなもんです
ところが奥多摩小屋で事件勃発!
テントに戻る前にトイレに寄って出ようとしたら扉が開かない!
なにかの拍子に外鍵が下りてしまったのか?
もうすぐ暗くなるのにこれはまずい・・・
窓からも出られそうにないしどうしたものか・・・・・・
思いきって扉に体当たりしてみたら鍵を留めている釘が少し緩みます
何度か繰り返しているうちに釘が抜けて扉か開きました!
脱出成功きたー!!!!!
小屋番さんに事情を話してお詫びをするもリアクションが薄い
相変わらずですね、まあ出られたからいいですけど
夜になると風が出てきました
服部文祥の超・登山論を読みながら20時頃就寝
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翌朝は3時半起床
風が強くて憂鬱になります
とても寒く澄みきった空に星が浮かぶ
撤収に時間がかかってしまい6時半頃のんびり出発
朝の富士山
冬の太陽ものんびり昇る
本日もおおむね晴れ
トレースが埋まっていまうほど風が強い
まるでシュカブラのような紋様が見えます
七ツ石山を越えたら稜線ルートへ
思った通りトレースが切れ切れで少しラッセルになる
自然と口もとがほころびます
時々確かめるように自分のトレースをふり返る
眺めは良好
よちよち歩いて高丸山と日陰名栗峰
まき道と合流して鷹ノ巣山の山頂へ
白い奥多摩山塊
石尾根を歩き続けて奥多摩駅に下り立つ
ラッセルは大変
でもひとり拓く道はどこかにつながってゆくはず
山を登ることに臆病になっていたから今はただうれしいのです
それがひとりの山だよ
ソロクライマーがそう言った
山での恐怖は山を登ることでしか拭えない
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真冬の雲取山と石尾根の縦走。この時期だとさすがに人も少ないので、静かな山歩きを満喫することができます。高丸山や日陰名栗峰の稜線ルートは少しだけラッセルになるので時間もかかりますが、雪山気分を存分に味わえるので心地よいです。
参考タイム
1日目:鴨沢(3:45)七ツ石山(0:45)雲取奥多摩小屋(1:00)雲取山(0:45)雲取奥多摩小屋
2日目:雲取奥多摩小屋(0:50)七ツ石山(1:30)高丸山(0:45)日陰名栗峰(1:00)鷹ノ巣山(3:20)奥多摩駅
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いつものように鴨沢から出発
粉砂糖をふりかけたような山肌がお出迎え
天気は上々、木立ちの隙間からは青い空
稜線に出ると風花がきらきら舞っています
白い絨毯のように石尾根が続いてゆく
いつもは雲取山荘で張るのですがこの日は奥多摩小屋で幕営
少し休憩したら山頂に向けて出発します
ぴったり1時間で到着
誰もいない雲取山の頂に立つ
いつもは賑やかな山頂がひっそりと静まりかえっている
こんなことは珍しいので不思議な気分です
石尾根にも人影はなく静かなもんです
ところが奥多摩小屋で事件勃発!
テントに戻る前にトイレに寄って出ようとしたら扉が開かない!
なにかの拍子に外鍵が下りてしまったのか?
もうすぐ暗くなるのにこれはまずい・・・
窓からも出られそうにないしどうしたものか・・・・・・
思いきって扉に体当たりしてみたら鍵を留めている釘が少し緩みます
何度か繰り返しているうちに釘が抜けて扉か開きました!
脱出成功きたー!!!!!
小屋番さんに事情を話してお詫びをするもリアクションが薄い
相変わらずですね、まあ出られたからいいですけど
夜になると風が出てきました
服部文祥の超・登山論を読みながら20時頃就寝
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翌朝は3時半起床
風が強くて憂鬱になります
とても寒く澄みきった空に星が浮かぶ
撤収に時間がかかってしまい6時半頃のんびり出発
朝の富士山
冬の太陽ものんびり昇る
本日もおおむね晴れ
トレースが埋まっていまうほど風が強い
まるでシュカブラのような紋様が見えます
七ツ石山を越えたら稜線ルートへ
思った通りトレースが切れ切れで少しラッセルになる
自然と口もとがほころびます
時々確かめるように自分のトレースをふり返る
眺めは良好
よちよち歩いて高丸山と日陰名栗峰
まき道と合流して鷹ノ巣山の山頂へ
白い奥多摩山塊
石尾根を歩き続けて奥多摩駅に下り立つ
ラッセルは大変
でもひとり拓く道はどこかにつながってゆくはず
山を登ることに臆病になっていたから今はただうれしいのです
それがひとりの山だよ
ソロクライマーがそう言った
山での恐怖は山を登ることでしか拭えない
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真冬の雲取山と石尾根の縦走。この時期だとさすがに人も少ないので、静かな山歩きを満喫することができます。高丸山や日陰名栗峰の稜線ルートは少しだけラッセルになるので時間もかかりますが、雪山気分を存分に味わえるので心地よいです。
参考タイム
1日目:鴨沢(3:45)七ツ石山(0:45)雲取奥多摩小屋(1:00)雲取山(0:45)雲取奥多摩小屋
2日目:雲取奥多摩小屋(0:50)七ツ石山(1:30)高丸山(0:45)日陰名栗峰(1:00)鷹ノ巣山(3:20)奥多摩駅
2013年2月4日月曜日
2013.2.2-3 奥秩父 甲武信ケ岳
山岳会の人と冬の甲武信ケ岳へ
あまり行きたくもなかったけどとりあえず行ってみることに・・・
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立川駅で蔡さんと合流して塩山駅へ
予約していたタクシーで西沢渓谷入口に向かう
しかし運転手さんによれば山梨市営バスが冬期運行しているらしい
まあ早く着けたし意外と安かったからよしとしましょう
西沢渓谷に続く車道をゆく
ネトリ橋の脇の祠で安全祈願
徳ちゃん新道にとりつく
積雪は思っていたよりもずっと少ない
蔡さんはすたすたと樹林の陰のなかに消えてゆく
茶臼岳で滑落した時にストックが片方なくなってしまったので新調しました
壊れかけていたからどのみち買わなければいけなかったのです
クルクルは懲りたのでラチェットとフックロック式にしました
わたしの身代わりで寒空のもと眠るストックのことを思うといたたまれない
けれどバスケットは野生に還り夜な夜なあたりを浮遊してることでしょう
ひとりぼっちは淋しいかもしれないけれど近くに仲間がいるかも
もう捕まらないようにね
雨予報で心配でしたが降られることもなくよい眺めです
雲がいつもより早く流れてゆきます
いつも雪に埋もれている木賊山の道標
その全貌はいかに
ピラミッドのような甲武信ケ岳

樹林帯を抜けるとものすごい風
いつもなにかしらに守られているとゆうことです
雪に埋もれかけた甲武信小屋の脇に幕営
夕ごはんは蔡さんがつくってくれた野菜たっぷりの豚汁
それなりに気を遣ってるんだろうなと思いながらおいしくいただく
はるかかなたオレンジの夜景が揺れて星が瞬く
山に抱かれて眠る夜
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6時起床
朝ごはんは残りの野菜でまた豚汁
夜が明ける
豚汁を食べたら空身で出発
何度目かの登頂ではじめてすばらしい景色に恵まれました
こんなに展望のよい山だったとは知らなかった
のんびりテントに戻ってのんびり撤収
徳ちゃん新道をこれまたのんびり下ってゆく
石楠花のみどりは陰をつくる
わたしは子どものようにそれをかきわけて歩く
枯れ枝がザックを叩く音が聞こえる
山から逃げたかったのに
山に救われる
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山頂からは奥秩父山塊や南アルプス、富士山などすばらしい展望が望めます。以前は甲武信小屋が冬期小屋の開放をしていたそうですが、今はしていないのでテントが必須です。今回わかったことですが、山梨市営バスのおかげで冬でもアプローチが可能です。道の駅も近いので初心者にもとりつきやすいと思います。また帰りはバスが停まる花かげの湯で汗を流せます。
参考タイム
1日目:西沢渓谷入口(2:55)戸渡尾根分岐(2:35)木賊山(0:15)甲武信小屋
2日目:甲武信小屋(0:20)甲武信ケ岳(0:15)甲武信小屋(0:30)木賊山(3:05)西沢渓谷入口
同行者 蔡さん
あまり行きたくもなかったけどとりあえず行ってみることに・・・
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立川駅で蔡さんと合流して塩山駅へ
予約していたタクシーで西沢渓谷入口に向かう
しかし運転手さんによれば山梨市営バスが冬期運行しているらしい
まあ早く着けたし意外と安かったからよしとしましょう
西沢渓谷に続く車道をゆく
ネトリ橋の脇の祠で安全祈願
徳ちゃん新道にとりつく
積雪は思っていたよりもずっと少ない
蔡さんはすたすたと樹林の陰のなかに消えてゆく
茶臼岳で滑落した時にストックが片方なくなってしまったので新調しました
壊れかけていたからどのみち買わなければいけなかったのです
クルクルは懲りたのでラチェットとフックロック式にしました
わたしの身代わりで寒空のもと眠るストックのことを思うといたたまれない
けれどバスケットは野生に還り夜な夜なあたりを浮遊してることでしょう
ひとりぼっちは淋しいかもしれないけれど近くに仲間がいるかも
もう捕まらないようにね
雨予報で心配でしたが降られることもなくよい眺めです
雲がいつもより早く流れてゆきます
いつも雪に埋もれている木賊山の道標
その全貌はいかに
ピラミッドのような甲武信ケ岳
樹林帯を抜けるとものすごい風
いつもなにかしらに守られているとゆうことです
雪に埋もれかけた甲武信小屋の脇に幕営
夕ごはんは蔡さんがつくってくれた野菜たっぷりの豚汁
それなりに気を遣ってるんだろうなと思いながらおいしくいただく
はるかかなたオレンジの夜景が揺れて星が瞬く
山に抱かれて眠る夜
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6時起床
朝ごはんは残りの野菜でまた豚汁
夜が明ける
豚汁を食べたら空身で出発
何度目かの登頂ではじめてすばらしい景色に恵まれました
こんなに展望のよい山だったとは知らなかった
のんびりテントに戻ってのんびり撤収
徳ちゃん新道をこれまたのんびり下ってゆく
石楠花のみどりは陰をつくる
わたしは子どものようにそれをかきわけて歩く
枯れ枝がザックを叩く音が聞こえる
山から逃げたかったのに
山に救われる
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山頂からは奥秩父山塊や南アルプス、富士山などすばらしい展望が望めます。以前は甲武信小屋が冬期小屋の開放をしていたそうですが、今はしていないのでテントが必須です。今回わかったことですが、山梨市営バスのおかげで冬でもアプローチが可能です。道の駅も近いので初心者にもとりつきやすいと思います。また帰りはバスが停まる花かげの湯で汗を流せます。
参考タイム
1日目:西沢渓谷入口(2:55)戸渡尾根分岐(2:35)木賊山(0:15)甲武信小屋
2日目:甲武信小屋(0:20)甲武信ケ岳(0:15)甲武信小屋(0:30)木賊山(3:05)西沢渓谷入口
同行者 蔡さん
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